《設計コンセプト》

心地よいこと、温もりを感じること、「感性がYes」ということが設計のテーマです。エスプリが潜んでいる仕掛けをおこないます。光と風を味わう建築を創ります。空気感を感じる建築づくりを行います。五感の全てが働いている環境を作り出します。全方位的な人間環境ウエルネスは、気が集まり、自己集中力を得られる空間ですが、そのウエルネス空間を求めています。空間視覚心理学を応用した建築づくり行っています。

《1》「木の国」日本の木造文化を継承します。

木造軸組みは美しいフレームとなります。

伝統的仕口もプレカットで出来ます。
現代の技術であるプレカットを用いて、伝統的な構法を継承しています。これにより、プレカットによるコスト削減や仕口の均一性を保ちながら、日本特有の木造文化の継承を図ることができます。
また、当社では限界耐力計算による伝統構法の解析も行っていますが、プレカットを採用する場合には、一般的な許容応力度計算による解析方式が相応しいと考えます。
また、当社では限界耐力計算による伝統構法の解析も行っていますが、プレカットを採用する場合には、一般的な許容応力度計算による解析方式が相応しいと考えます。
《2》「木の癒し効果」を活用した空間づくりを行います。

木質空間内での実験風景
普段我々が漠然と感じている「木の癒し効果」を数値化するため、木のストレス緩和力の実験を齋藤ゆみ氏(京都大学医学部教授)に委託しました。(「木質空間および ビニール空間における疲労・ストレスの緩和効果」研究/木材学会誌第五五巻第二号 掲載) クレペリンテストという軽いストレスを被験者に負荷した上で、木質空間とビニール空間に入室させ、唾液のストレスホルモンを測るという実験です。
この結果、生科学的・心理学的指標の比較による考察で実証された「木の癒し効果」を建築に積極的に活用すると共に、研究結果の普及に努めています。
この結果、生科学的・心理学的指標の比較による考察で実証された「木の癒し効果」を建築に積極的に活用すると共に、研究結果の普及に努めています。
《3》針葉樹と広葉樹を活かして適材適所に用います。

建築空間に、深みと味わい与える一つの手法に、広葉樹の樹種を組合わせて使うという方法があります。針葉樹だけで建築するとどうしてもストレートな均質の感じの建物になってしまいます。広葉樹は、その樹種ごとに独自の味わいと艶があります。その広葉樹を加えると家に生気が生まれます。広葉樹は一般的に高価ですが、クカニアのネットワークでリーズナブルに入手が可能です。

《1》自然の「風」と「光」を活かした空間づくりを行います。

冬はダイレクトに太陽の輻射を活かし、建物の南面には落葉樹を植えます。

夏は屋根の断熱をしっかり行い、自然の風を室内に呼び込みます。
夏季の暑さに対しては、屋根と壁からの太陽光の輻射熱を遮断し、建物の温度上昇を避けます。又、樹木等を設置して木の蒸発散による気化熱で冷風環境を推奨しています。
冬季の寒さに対しては、ダイレクトゲインによって太陽光を室内に積極的に取り込み、室内を暖めるように配慮します。又、暖房は、輻射熱を活用した温熱環境を推奨しま す。
冬季の寒さに対しては、ダイレクトゲインによって太陽光を室内に積極的に取り込み、室内を暖めるように配慮します。又、暖房は、輻射熱を活用した温熱環境を推奨しま す。
《2》空気感を大切にした空間づくりを行います。

直射日光が注ぎ込むことが大切です。

屋外の庭との連続性を重視します。
日本の建物は四季折々によって、朝・昼・晩によって時々刻々と変化し移ろいます。この自然との関わりを楽しむことが建物づ くりの味わいです。この時間的な変化を組み入れた設計を行います。特に、庭と建物の関係づくりには様々な組み合せがあります。 長い経験からこれらの手法を事務所内にストックしています。
《3》人間の体感温度を活かした環境づくりを行います。

熱の温度分布が、温もり感を決定します。

お寺の屋根は輻射熱を遮り、風を通します。
「暖かさは輻射」熱を使うと最も温まります。輻射熱とは、 発熱体から直接体に伝わる熱のことで、暖炉の温もりがまさしくその事例です。
「涼しさは風」が当たると、気化熱で体が冷えます。窓から入る微風が夏の「涼」を作り出します。出来るだけ自然の風を取込む立地に合わせた平面計画、立体計画を行います。
「涼しさは風」が当たると、気化熱で体が冷えます。窓から入る微風が夏の「涼」を作り出します。出来るだけ自然の風を取込む立地に合わせた平面計画、立体計画を行います。
空間は、心理学的に延び縮みします。
空間は、人の心を変化させます。
空間は、人の心を豊かにします。
豊かな空間に居ると、イメージが湧き上がり世界が広がります。
空間は、人の心を変化させます。
空間は、人の心を豊かにします。
豊かな空間に居ると、イメージが湧き上がり世界が広がります。
《1》 Ex.1 生けどり

平等院の阿弥陀仏像にみられる生けどりの手法
日本の空間美意識の中で生けどりは、現代でもポピュラーに使われる手法です。見せたいものを象徴的に見せるこの手法は、阿弥陀仏像の顔を生けどった平等院や、比叡山を生けどった京都岩倉の円通寺などにみられます。ある時間帯のみに見せる仕掛けもあります。

1- 切り取る

2- 絞り込む

3- 遠近感を操作する
《2》 Ex.2 折れ曲がり

銀閣寺の折れ曲がり
日本の空間美意識には、目的に対して直接アプローチせずに、目的に対するプロ セスを大切にする感性が潜んでいます。銀閣寺の「折れ曲がり」は、銀閣寺の神聖さを高める空間視覚心理学的手法と解釈することができます。「離れて繋がっている2つの空間を直線では無く、折れ曲がった直線で結ぶ」この手法は、喧噪な世俗と隔絶するために3つ空間視覚心理学の組合せによって独自の美学を生み出してい ます。

1- 目的を暗示させる
《1. 目的を暗示する》
目的物を直接に見せることをせずに、目的物のイメージを描くように精神的な集中をあたえます。
均質で抽象的な形状の高生垣などが用いられます。
目的物を直接に見せることをせずに、目的物のイメージを描くように精神的な集中をあたえます。
均質で抽象的な形状の高生垣などが用いられます。

2- 強い方向性を持たせる
《2. 強い方向性を持たせる》
動線を長い直線とすることによって、辿り着きたいと言う期待感を高めます。目的にたどり着きたいと言う心理は、
心の中での期待感が高まることになります。
動線を長い直線とすることによって、辿り着きたいと言う期待感を高めます。目的にたどり着きたいと言う心理は、
心の中での期待感が高まることになります。

3- 視界を遮蔽する
《3. 視界を遮蔽する》
高生垣によって視界から周囲の景色を除き均質な空間とすることで、同じ景色から何かにたどり着きたい気持ちを
増幅させることになります。
高生垣によって視界から周囲の景色を除き均質な空間とすることで、同じ景色から何かにたどり着きたい気持ちを
増幅させることになります。
これらの空間視覚心理学の組み合わせた「折れ曲がりの手法」は、極めて日本的な手法として様々な場で応用されています。空間視覚心理学を応用した手法は、 日本独自の手法として数多く伝わっています。設計事務所クカニアはこの空間手法の研究をおこない、現代的な応用によって、人の心を豊かにする技術を蓄積してい ます。
西欧の自然に対する美学と日本のそれとは、大きく異なります。その源は、日本の温帯モンスーンによる四季の変化と密接な関係があります。日本には、自然の変化を生活に取り込んで自然と同化しようとする感性が空間美意識の根底にあるので す。この空間美意識を磨いて、空間視覚心理学を現代生活に活かすことを空間構成のテーマにしています。日本の自然感に相応しい空間づくりを考えています。
西欧の自然に対する美学と日本のそれとは、大きく異なります。その源は、日本の温帯モンスーンによる四季の変化と密接な関係があります。日本には、自然の変化を生活に取り込んで自然と同化しようとする感性が空間美意識の根底にあるので す。この空間美意識を磨いて、空間視覚心理学を現代生活に活かすことを空間構成のテーマにしています。日本の自然感に相応しい空間づくりを考えています。





